複雑研のフクザツ回"気"

複雑系応用ビジネス研究会(略称「複雑研」)のブログです。 毎月の例会の様子、複雑系に関連する/しないエッセイや写真、旅行記、本の紹介、食やアートの紹介、自然や生き物とのふれあい、ライフスタイル、ビジネス・・・など、多士済々のメンバー間で"気"を回していきます。

2015年11月

鍋焼きうどんから変更!
ひかり食堂で食べたお寿司、巻き寿司が結構ご飯ぎっしりでお腹いっぱいになりました。
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製材所見学のため歩いて散歩中のトンネル、何か気になりパチリ!
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「飛出注意」どこから飛び出すのだろう?
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見学先の製材所。どこかで見たような?
前にテレビでやっていたNHKのひるプラでした。
説明を伺っている間に思い出しました。テレビと一緒でした。説明ありがとうございました。
(のちに調べたら6月29日放送でした)
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樽づくり見学。渋くてカッコいいです。
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金峰山寺。ブルーのライトアップがなんとも言えず、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
蔵王堂「金剛蔵王権現」夜間拝感!拝観ではなくしっかり感じました。

思わず、翌朝もしっかり朝6:30に拝観、御勤めしてきました。周りはまだうすら暗く、霧がかった感じでした。
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朝まだ動き出す気配のないロープウエイ。霧がかっています。
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酒蔵見学。
試飲してきました。同じ銘柄でも年代によってまったく違う味でした。
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酒蔵で見つけたちょっと懐かしく、世の中を信頼している鍵です。壊そうと思えばすぐに壊せます。
見たことのない大きな消化器。移動式です。荷車のようでした。
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樹齢数百年のスギの切り株。ちょっとしたステージになっていました。コケが美しかったです。
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木蝋(モクロウ)というらしい。自然の手づくりコンロですね。
お湯を沸かしてコーヒーいただきました。おいしかったです。寒かったのでず〜と暖まりながら、火を見ていました。
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自然と木を思いっきり感じた合宿でした。
by 杉野

生まれて初めて吉野を訪れました。近くに住んでいながらまだまだ知らない日本だらけです。

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自動車チームと電車チームの集合は吉野の入り口の近鉄大和上市駅前。
駅前のひかり食堂で昼食。店の前の「よしの木の駅、山もり券」ののぼりが目につきました。木の駅プロジェクトのローカル通貨券でしょう。のっけから林業の匂いぷんぷんですね。

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吉野川を渡るとすぐに木材市場の広場。吉野杉がごろごろ。当たり前ですが。

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吉野の材木を使った住宅展示場へ案内してもらいました。従来、「吉野」というブランドにあぐらをかいて殿様商売的に甘んじていたことを反省して、実用的なでリーゾナブルな商品を提案する目的で作ったんだそうです。たしかに、使われている材木は節や割れがあっても機能的に問題ないということを示すものでした。
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実際に使われることはない、栗の木の柱があったりして、材木の種類を実際に見たり触ったりすることができるようになっていました。

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街中に製材所があります。木の街とあってこんなレトロの雰囲気の事務所がいいですね。

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実際に製材機で丸太材から板材を製材する工程も見学させていただきました。

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これは地元の中学校の教室で使われているものと同じ机。子供たちは全員入学時に自分で自分の机を組み立てて、卒業の時にもらうのだそうです。ですから吉野中の机には落書きは全くないそうです。郷土を愛する子供が育ちそうですね。

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吉野杉はもともと酒樽用の木材として重宝され林業が発展したのだそうです。植林において敢えて間伐を抑えて木の生育を遅らせ、密度の高い年輪の材にすることで、適度な気密性のある樽ができるのだそうです。

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この方は樽の板の製作を専門にやっています。樽側面の湾曲を持った板を一枚ずつ素材の丸太の年輪などの個性を瞬時に見分けて特殊な鉈や鉋で仕上げる様子は、まさに職人技ですね。自分のお仕事に誇りを持っておられる様子が印象的でした。

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一日目も日が暮れ、宿で風呂と食事をとった後は、修験者の総本山という金峰山寺の本堂での夜の拝観に参加しました。拝観といので本堂の仏(仁王)様を拝むのだろうと思っていましたが、お坊さんのフルセットの読経にご焼香までついたちゃんとした「お勤め」でした。ああ、有難い。
この日は世界糖尿病デーのブルーライトアップが全国で行われたそうで、ここもそのひとつとのこと。普段は見られないという本堂の様子で幻想的な光景は強く印象に残りました。

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桜の頃はこの辺りは大変な混雑だそうですが、紅葉の今は静かな朝でした。

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地酒、花巴の酒蔵見学です。伝統的吉野杉の樽の香りのお酒は必ずチェックしたいですね。

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吉野町を後にして川上村の杉の森を訪れました。ここは観光地ではありません。林業の現場であります。樹齢250年を超えるような巨木がまさに林立しています。何百年の杉で有名な屋久杉は天然林、ここは人工林です。つまり、何百年も人が育てているのです。受け継ぐことの重みを感じないわけれはいかないです。

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どんな人が受け継いでいるのかというと「山守り」と呼ばれる林業家の人たちです。この人達は、地主から森の育成管理、伐採を委託されている専門家であります。その一人の方のご案内で現地で玉切りの端材を使ったたき火?で沸かしたコーヒーをいただきました。アウトドアは美味しいですね。

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旅の最後は、丹生川上神社上社へお参りです。現在はダム湖ができたために創建当時の場所から山の上に移設された社ですが、ここは絵馬発祥の神社だったそうで、普通は狛犬の場所に左右一対の神馬像がありました。絵馬の風習になる以前は、本当の馬を生け贄にしてたという話です。へえ~。

これで吉野の旅はおしまいです。吉野杉の恵みとダム建設による助成のためか、川上村の見た目は結構豊かのようでしたが、ここも限界集落の危機を迎えようとしているそうです。豊かさは人がいないと持続はできないです。どのように変わっていくのでしょうか。

ほんとうに充実した旅でした。当初は単に物見遊山のつもりで参加したのですが、こんなに貴重な体験ができた旅を企画、手配してくれた、水野さんに感謝、感激であります。どうもありがとうございました。

 BY Yoshida

今年の複雑研合宿は、2015年11月14日(土)〜15日(日)に奈良県吉野町・川上村にて実施しました。
12名参加(うち女性4名)。天候はくもり時々雨。コースは概ね以下のとおりでした。

14日
・名阪国道 針テラス集合(電車組は近鉄榛原駅)
・大和上市駅前の「ひかり食堂」で昼食
・吉野木材協同組合で中井章太さん(山守、町会議員さん)と合流
・吉野サロン(吉野材モデル住宅)見学。DVD視聴
・吉野中央木材を訪問。製材機械で丸太を板に加工するところを見学
・樽丸くりやま見学 吉野杉を手仕事で加工して樽用の材を作る現場を見学
・吉野の老舗旅館の「旅館 歌藤」チェックイン。ログハウス造の部屋に宿泊
・夕食(お酒は控えめ)
・宿のバスで金峯山寺蔵王堂に。「金剛蔵王権現」夜間特別拝感!
・宿に戻って、多摩のグループとの交流会

15日
・金峯山寺蔵王堂 朝の読経(希望者)。又はお散歩(私)
・朝食
・吉野神宮 参拝
・樹齢250年の吉野杉の林を見に行く
・川上村役場前にて「山幸彦まつり」 適宜昼食をとる
・丹生川上神社上社 参拝
・どこかの山奥まで行き、「木蝋」でお湯をわかしてコーヒー
・解散

今回の企画は、全面的に水野拓郎さん@奈良にお願いしました。
スケジュール、現地の方との事前調整など完璧で、皆々大満足!
幹事としては感謝感激雨霰であります。
・・・結構、雨降りましたね。

by 林
 

またまた遅くなりましたが、例会の報告です。
10月16日金曜日、いつものスペーシアさん会議室にて開催。12名出席。

テーマ:どうすれば健康インセンティブが活かせるか?
    〜異業種連携と未病検査の事例に学ぶ〜

講師:瀧本陽介さん (株)ヘルスケアシステムズ 代表取締役

内容:
<新ヘルスケア産業フォーラム 予防・健康増進部会の事例>
・予防部会の沿革、メンバー構成、活動内容等の紹介
・部会運営の手法、試行錯誤、身についてきたノウハウ
・メンバーの参加動機
・健康インセンティブを目指した取り組み

<未病検査の事例>
・未病検査の目的と意味
・健康投資と動機づけ
・企業や医療機関との連携事例 
・健保組合と婦人科検診受診率を上げるプロジェクト
 
前半は、これまで3年にわたる苦労話と少しずつ目に見えてきた具体的な成果のお話。
後半は、ポリフェノール、大豆イソフラボンとエクオールのお話などなど・・・
大変興味深い内容でした。

以下、参考になります。

あなたは大豆の恩恵を受けている?−ヘルスケアシステムズ(毎日新聞)
前編
後編



by 林
 

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