複雑研のフクザツ回"気"

複雑系応用ビジネス研究会(略称「複雑研」)のブログです。 毎月の例会の様子、複雑系に関連する/しないエッセイや写真、旅行記、本の紹介、食やアートの紹介、自然や生き物とのふれあい、ライフスタイル、ビジネス・・・など、多士済々のメンバー間で"気"を回していきます。

2016年03月

デザインとは、色やカタチを書くことだけではなく、大雑把に言えば「見て、考えて、行動する(表現する)」ことを言います。

優秀なデザイナーは、経営や製品づくりから販売活動、社会の仕組みづくりなど企業や行政などのコンサルティングを行い、効果を上げて活躍の場を広げています。
そんなデザイナーの“思考法”を知って、自らの経済や社会などの活動に活用しよう!ということが、今言われていることです。

「デザイナーの思考法を活用しよう!」「デザイナーのように考えよう!」と言われても、実際のところよくわかりませんよね。デザイナーと一口で言っても、いろんな人がいますし。
そこで、皆さんにわかりやすく伝えようとするとなんらかの基準、見方が必要になります。

デザイナーは、リサーチの中から問題の本質を捉え、アイデアを出しながらイメージを膨らませ、整理し自らの表現方法でまとめ上げていきます。そしてまとめ上げたアイデアをカタチにして検証し、修正を加え実現化していきます。

優秀なデザイナーは、次のような能力があります。
1.リサーチによる洞察力
2.本質の見極め
3.柔軟な発想力
4.表現力
5.情報力とその活用力

リサーチ、問題定義、アイデア出し、カタチにする、検証すると言う思考フローの中で1〜5の能力が発揮できれば大きな成果を生み出します。
1〜5の能力を高めるためのポイントがあります。

詳しくは、中部経済産業局主催の「デザイン思考活用講座」の講座解説書にまとめています。現在公開準備中です。公開されましたらお知らせしますので、参考にしていただけたら幸いです。

→2016.3.31付けで公開されましたので追記します。
http://www.chubu.meti.go.jp/c52design/160331/index.html 

いずれにしても、見る視点と柔軟な発想がとても大切になります。
柔軟な発想とは何か? 一度考えてみてはいかがでしょう。

by.杉野





複雑系応用ビジネス研究会 2月例会は、2月19日(金)19:00から、いつものスペーシアさんの会議室にて開催。M1_Project 杉野実さんに「デザインの役割とデザイン思考」と題する講演をしていただきました。14名出席で会議室は満席。いつも以上ににぎやかでした。

今日は、少々時が経過したので、以下、ホットな話題も入れつつ、感想めいた話をします。

「デザイン思考」って、最近流行ってきているようですね。英語ではDesign Thinking。デザイナーのように思考する、という言い方で説明する人がいるけど、そんな説明でわかりますかね? デザイナーって一体どんな思考をしているんだろう?

そういえば「複雑系思考」というのもありますね。デザイン思考とちょっと似ているような気がします。一見関係ない様々な領域をむすびつけて考察したり、直線的な因果関係を疑ってみたり・・・。

ところで、囲碁の世界で、AlphaGoというAI(人工知能)と超一流棋士の対局で、AIが3連勝したというニュースが飛び込んできました。「深層学習」というやつはどうやらすごいらしい。人間と同じように学習をしていくそうですが、一体、どんな思考をするんだろうか? 新聞の解説記事を読んでいて思ったのは、囲碁の個々の局面において、次の一手を考えるとき、可能な手の中から最善の手(最適解)を計算するのではなく、過去の一流棋士の対局記録を画像として記憶しておいて、それぞれの局面でどういう手が打たれた(画像がどう変化した)場合に最も勝つ確率が高かったか、なんてことを超高速に計算しているのではないではないか? 「AIにも「大局観」があるみたいだ」なんて新聞には解説してありましたが、案外人間も囲碁の局面局面を画像として認識して、処理しているのかも。でも、特に序盤で、AIが想定外の手を繰り出してきているところはちょっと不思議です。

いずれにしろ、19×19の限定された世界で、決まったルールに従って対戦がなされる囲碁の世界で、AIの力量が人間を上回ったらしいということです。

話が横道にそれましたが、デザイン思考、複雑系思考、深層学習・・・それぞれを比較していくと面白そうです。コンピュータには絶対に真似できない思考法があるのかどうかわかりませんが、それを探す意味でも。

杉野さん、フォローお願いします。

M. はやし


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