今年の夏は暑い。
暑い、暑い、熱い!
暑い夏にはやっぱり祭り、という訳で(って訳でもないけど)、
杉野氏の故郷、中川区下之一色で祭りがあると聞いたので、
杉野氏をそそのかし、突如、電撃ノープランツアーを敢行した。
それでも林さん、淺野一平君が参加してくれ、夜には
松本イズミさんも駆けつけてくれて、楽しいツアーとなった。
神社は浅間さん。
敬虔にもまずお参りし、ツアーの成功?を祈願しつつ境内を去ろうとしたところ、
神社によくあるこのような高額?奉納者のお札が目に止まり
何気なくざっと見たところ、「タクちゃんラーメン」というのを発見。
なんだ、ぼくと同じ名前のラーメン屋さんじゃないかと思って
「ぼくのラーメン屋がある」と言ってみたところ、
なんとそれは杉野さんの先輩がやっているラーメン屋さんだと。
奇遇ですね、と言いつつ、暑いので、何か冷たいものか、ビールでも、と思ったが、
少し早すぎたのか、出店はまだ準備中。
仕方なく海岸の方に出て潮風にあたり、
廃屋や杉野さんの実家の和菓子屋さんがあった空き地などを確認。
商店街に戻って再び汗がタラタラ出てきたところで、
件の「タクちゃんラーメン」の表示を発見。
ラーメンってことは、ビールがあるよな?と失礼ながらラーメンよりは
ビールにありつく可能性に期待しながら中を覗くと、提灯にはほんのり明かりが。
お客さんの影もあり、シメシメ、これでちょっと喉を潤せるぞと、
カウンターのみのその小さな店にどやどやと押し掛けて、それで満席。
杉野さんは先輩のタクちゃんとほぼ30年ぶりに再会し、
タクちゃんは、まったくぼくと同じの「タクオ」さんと確認。
先客のおばちゃんは常連さんでほぼ毎日来店し、
カラオケ歌ったり、ラーメン食べたり、客が来ると店員になったりしているらしい。
そしてタクちゃんはかつてギター教室の先生をしていたという話から、
音楽方面に話は広がり、クラシックに造詣の深い林さんを捕まえて、
「バッハは好きですか?と」
林さんが大きくうなずくと、なんと店のカウンターの端っこからバッハの譜面が出てきて、
それからしばらくぼくらにはわからない二人の世界に深く入っておいきになり‥‥。
う~ん、これがさっきまで株の売買話に目を輝かせていたおっちゃんと同一人物とは。
そんなことで散々盛り上がり、いやー四人中三人とこんなに接点があるなんて、と
出会いの不思議をおもしろがり、ビールもう一本、あ、おばちゃん、カラオケどーぞ、
なんてやっていたところ、どこからどうしてそういう話になったのか、
一平君が、ぼくは東邦高校?出身なんですが、なんて話したら、タクちゃん目を丸くして、
「え~?なんだって?いやぼくも東邦!うわー、同窓生だ、後輩だー!」っと
ついに最後の彼とも接点を発見し、涙を流さんばかりに握手抱擁(したっけ?)して、
この奇跡になぜかぼくらも全員、よかった!よかった!なんて感じになって
不思議な一体感に酔いしれた宵の口となりました。
後からもうひとり入ってきたおばちゃん、カウンターに座るから、
またご近所さんかな~?と思っていたら、タクちゃんのお母さん。
この方がまためちゃめちゃ渋い歌をしっとり歌い上げ、褒めちぎったら、
17歳のときに歌謡大会で2位になったことがあるんだって。
どこの歌謡大会かは聞きそびれた。
たぶん世界歌謡大会だと思う、きっと。
日も暮れ、すっかり長居をしたので、次の再会(祭りは一年おき)を約し、
店を出て祭りで賑わう神社前に戻って、津島祭り系の提灯飾りがりっぱな屋台を見、
松本さんと合流して改めて乾杯。
庄内川の花火を見て、杉野さん宅にお邪魔しましたが、
眠たくなりましたので、他のことはまた皆さん、書き込みお願いしますね。
by水野
番外編 ぶらりツアー「中川区下之一色散策~祭りと出会い」

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